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人形山


 人形山(にんぎょうざん、標高 1,726メートル)は、富山県南砺市(旧平村)と岐阜県白川村に位置する県境にある山です。「日本三百名山」、富山県山岳連盟が2013年に選んだ「富山の百山」の一つに選定されています。山開きは、6月第1日曜日に行われ多くの登山者が訪れます。人形山の名前の由来は、6月中旬くらいに出現する雪形(二人の姉妹が手を繋いだような形)に由来しています。人形山は、奈良時代初めに泰澄大師により修験道の山として開山され、山頂に祠が建立されました。建物は、平安末期の1125年(天治2年)に旧平村 上梨集落の中心部に移築され、1502年(文亀2年)に再建された建物は上梨の白山宮・本殿として現存し国指定重要文化財となっています。
 三ヶ辻山(みつがつじやま)は、人形山の南東約1.5kmにあり、人形山からの稜線を少し南へ行った場所(岐阜県白川村)に位置しています。
 
人形山(写真:2013年6月1日撮影)
人形山
 
人形山と三ヶ辻山 登山コース概要
所要時間:7時間40分、中級者から健脚者向き
中根平登山口〜登り1時間〜第一休憩所〜登り50分〜第二休憩所〜登り40分〜宮屋敷跡〜稜線60分〜梯子坂乗越〜稜線25分〜人形山〜稜線15分〜梯子坂乗越〜稜線35分〜三ヶ辻山〜稜線25分〜梯子坂乗越〜稜線50分〜宮屋敷跡〜下り30分〜第二休憩所〜下り30分〜第一休憩所〜下り40分〜中根平登山口
 
人形山への交通アクセス
 至極不便です。田向集落に入り、湯谷橋の手前を左折し、林道 高成線で中根平登山口まで車で行くことが出来、中根平登山口には駐車スペースがあります。一応、普通車(2WD)でも登れる砂利道の林道ですが、パンクに注意です。
 国道156/304号線から中根平登山口までは、上梨にある国指定重要文化財「村上家住宅」前から庄川を渡り、田向集落へ行き、国指定重要文化財「羽馬家住宅」を過ぎて約150メートル先(湯谷橋の手前)で左折します。ここから林道となり(1.5kmほどはアスファルト舗装で、その後は砂利道(ダート))、約2キロメートルを川沿いに進み、分岐点(湯谷)があり、ここからは川を離れて尾根道(車一台分ほどの幅の砂利道が続き、一部の傾斜の厳しい所やカーブでコンクリート舗装)を通ります。途中の中根平(標高750m)に無人の中根山荘があります。さらに1kmほど進むと広場になっており、この場所が中根平登山口です。水道があり水の補給が可能です。
 
人形山 地図(Google Map)
 
人形山とコースポイントおよび周辺の山
 1. 中根平登山口:標高830.8メートル、現地の案内柱によれば人形山の頂上まで6km
 2. 第一休憩所:標高1208.8メートル
 3. 第二休憩所:標高1380メートル、富山県内最大といわれるドウダンツツジ(灯台躑躅)があります。
 4. 宮屋敷跡:標高1618メートル、現在では鳥居だけですが平安時代まではお宮があったと伝えられています。
 5. 梯子坂乗越:標高1660メートル
 6. 人形山:標高1726メートル
 7. 三ヶ辻山:標高1764.4メートル、紅葉が美しいことで知られています。
 8. カラモン峰:標高1679.3メートル
 9. 中根山荘:中根平 標高 720メートル、山小屋は無人
 
鳥居の建つ宮屋敷跡(写真:2013年6月1日撮影)、標高 1,618メートル
宮屋敷跡
 
人形山の山頂(写真:2013年6月1日撮影)
人形山の山頂
 
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